てんかん治療薬「ラミクタール」について

錠剤が入っている瓶を持つ人

てんかんを治療する時に使われる薬として「ラミクタール」というものがあります。
有効成分はラモトリギンで、25mg・50mg・100mgの3種類があります。
1箱で30錠入っており、25mgで1錠あたりの価格は約90円前後、50mgで120円、100mgで150円ほどです。
てんかんの患者の治療として処方される薬として、脳神経の興奮を抑制する効果があります。

てんかんの薬として利用する場合は通常1回につき100mgを1日2、3回服用します。
症状によって医師と相談しながら一日の服用量を決めますが、1日あたりの最大服用量は多くても400mgとなっているので注意が必要です。

ラミクタールの副作用

気になる副作用は唇や口内のただれ・のどの痛み・ほてり・眠気やめまい・頭痛・吐き気といった症状が起きたという報告がされています。
ラミクタールを服用している時に気分安定薬や抗うつ剤なども併用する場合には副作用が強く出てしまうという場合もありますので、注意が必要になります。
特に副作用が出やすいのは服用をし始めてから1か月間だとされています。

ラミクタールを妊婦が服用しても大丈夫?

ちなみに、てんかん患者でこの薬を服用している妊婦の場合、胎児に何か悪影響が起きてしまうのかということは気になるところです。
実際のところ、てんかん患者以外の妊婦の先天性奇形発現率はおよそ3.27%、そしてラミクタール単剤を服用している妊婦では約2.91%となっています。
つまり、服用していてもしていなくてもほとんど確率としては差がそれほど大きくないということです。

ラミクタールはいつごろ効果が現れる?

薬自体はGSKファーマ社によって開発されています。
一般的に薬を増量していく場合は1、2週間ほどかけて少しずつ増やしていきます。
飲み始めてから効果を感じるまでの期間としては1週間から5週間程度といわれており、薬の増量をしていく過程で効果を感じることができるようになるといったケースが非常に多いです。
昔からあるタイプの薬を飲んでいる場合は副作用も出やすいといわれていますので、治療として使うのであればできるだけ新しく安全な薬を使う必要があると言えるでしょう。

ラミクタールは処方以外にも通販から入手可能

通常、てんかん治療薬のラミクタールは医師に処方してもらうのが一般的ですが、事情で病院に行けない人には個人輸入という形で通販サイトから入手できます。
ラミクタールを個人輸入すると海外製になるのでパッケージなどの見た目は日本と異なります。
また、表記が英語になっているので、正しい服用方法や副作用などは慎重に調べてから使用しましょう。
現在では個人輸入の代行サービスを行う通販サイトも存在するので、個人輸入を始めての人も簡単に注文ができます。

ラミクタールのジェネリックのラメズとは

ラミクタールのジェネリック薬である「ラメズ」というものがあります。
「ラメズ」はインドに本社がある製薬会社インタスによってジェネリック薬として開発されました。
ラミクタールと同じように25mg・50mg・100mgの3種類が用意されており、ラミクタールより安い価格で購入することができます。
もちろん効果は全く同じものですから、同じ購入するのであれば「ラメズ」を購入したほうが薬の費用も節約することができます。

ラメズの副作用

副作用は発疹・めまい・傾眠などの軽い症状の場合とスティーブンス・ジョンソン症候群などの重篤な症状が出てしまう場合があります。
スティーブンス・ジョンソン症候群などはまるで風邪をひいた時と同じような症状が出るため、風邪だと思い込んでしまうことで発見が遅れてしまうこともしばしばありますので注意しましょう。

ラメズと個人輸入

この薬が使われるのは他のてんかんの治療薬で効果を得ることができなかった時や部分発作・全身発作を抑制するために他の抗てんかんの薬と併用をすることがあります。
ただラメズは国内で販売はされていないため、購入にあたっては個人輸入をする必要があります。

個人輸入をする場合はその国の言語を理解することができれば問題もないのですが、言葉を理解できない場合は購入も難しいです。
そういった時には個人輸入代理業者を利用するのが良いです。
ただ偽物も出回っていることがあるので、信頼できる業者を見つけることが先決です。

気になる費用ですが、ラミクタールが25mgで1錠あたり90円前後であるのに対し、ラメズは1錠あたりの価格がわずか39円から40円前後となっています。
1箱で100錠入っているため、かなりお得に購入することができます。

てんかん治療薬「テグレトール」について

錠剤と花

テグレトールはカルバマゼピンという物質を主成分にしており、日本では1966年からてんかんや三叉神経痛の治療に用いられています。
また現在では、躁鬱病や統合失調症の興奮状態を抑えるためにも使用されます。
てんかんは脳内の神経が自分の意思に関係なく勝手に興奮する病気です。
テグレトールは神経の興奮を伝達するナトリウムチャンネルの働きを阻害し、てんかんの発作を抑える効果がある薬です。
同じ作用で顔面神経の痛みを緩和することもできます。

てんかんにはさまざまな症状がありますが、テグレトールは特に運動や感覚に異常を感じる部分発作に用いられます。
反対にミオクロニー発作や脱力発作などの全般発作には効き目がないとされています。
テグレトールはてんかんの原因を治療する薬ではなく、あくまで発作を抑えるための薬です。
そのため治療を始めたら、長期間飲み続ける必要があります。
症状が改善してきたら、少しずつ投薬量を減らしたり、やがて薬をやめたりすることも可能です。

テグレトールの服用方法

テグレトールは通常1日1~2回に分けて適量を服用します。
飲みはじめは血中濃度が安定しないので、最初は少量ずつ服用し、様子を見ながら少しずつ増量していきます。
安定したら適量を長い間続けることがポイントです。
てんかんの薬で重要なのは、常に血中濃度を一定に保つことです。
途中で勝手に薬をやめたり減らしたりすると、血中濃度が不安定になり、てんかんの発作が急激に悪化することがあります。
医師の定めた用法・用量を守るようにしましょう。

テグレトールの副作用

テグレトールの副作用としては、頭痛や眠気や吐き気などがあります。
重大な副作用はめったにありませんが、異常を感じたら医師に相談してください。
テグレトールには飲み合わせの悪い薬が比較的多いので注意が必要です。
ほかの向精神薬や抗うつ薬のほか、抗真菌薬や肺高血圧治療薬は要注意であり、またグレープフルーツジュースと一緒に飲んではいけないとされています。

テグレトールのジェネリックのカルバトールとは

テグレトールにはいくつかのジェネリック医薬品が発売されており、そのひとつにカルバトールがあります。
ジェネリックは後発メーカーが売り出した医薬品で、成分は先発薬と同じですが値段が安いという特徴があります。
テグレトールは歴史の古い薬なので、現在ではそれほど高価ではありません。
カルバトールはテグレトールの半額程度で手に入り、さらに安価で治療できるのがメリットです。
一般にてんかんの治療は長期間にわたりますから、治療費が安いことは大きな助けになるでしょう。

カルバトールはテグレトールと同じ効果?メリットは?

ジェネリックは主成分は先発薬と同じですが、添加物や製造方法はまったく同一ではありません。
そのため人によっては効き目に違いが出る場合があり、ジェネリックのほうが体に合うという人もいます。
テグレトールにするかカルバトールを選ぶかは、医師と相談の上で各自が判断すれば良いでしょう。
ただしテグレトールとカルバトールをチャンポンで飲んだり、頻繁に取り替えたりすることは好ましくありません。
先述のとおり、てんかんの薬は血中濃度を安定させることが大切だからです。

テグレトールとカルバトールは微妙に効き目が異なり、交互に飲むと血中濃度が不安定になる可能性があります。
カルバトールにせよ他のジェネリックにせよ、一度飲み始めたら同じ薬をずっと続けるのが効果的な治療法と言えます。
ジェネリックは医療機関によっては取り扱っていないことがあるので、かかりつけ医を変える際には注意してください。

以上のようにカルバトールのほうが価格が安く利用しやすい一方で、テグレトールは全国どこでも手に入り安心感がある点がメリットです。
いずれにせよ長い付き合いになるので、てんかんの治療薬は慎重に選びましょう。

様々なてんかん治療薬の効果と概要

錠剤とコップ

てんかん治療に用いられる「抗てんかん薬」の概要として挙げられるのは、てんかん・痙攣の症状を緩和・解消するために用いられる薬品ということです。
てんかんが発症している時に脳細胞において異常な電気放電現象が体内で発生しており、この「脳細胞の異常な電気信号」を発している脳の一部の活動を抑える効果・役割を担うのが抗てんかん薬の概要となります。

神経伝達や神経回路の興奮に関与している「Na+」や「Ca2+」の働き、脳の作用に影響している「Cl-」の働きをそれぞれ抑えることが抗てんかん薬の役割です。
てんかんには強直・間代発作と欠伸発作と部分発作の合計3つの種類がありますが、それぞれ発症している症状に応じて適切にてんかん薬を使い分ける必要があります。

次に、具体的な抗てんかん薬のうち主に使用される種類とその効果について見ていきます。
部分てんかんの発作や全般的な発強発作などに有効な「フェニトイン」は、重積状態時に注射として使用されたりもします。
血中濃度が変動しやすい性質を持つため、血中濃度のモニターを併用しながらの服用となります。

カルバマゼピン
部分発作の第一選択薬として使用されます。反対に全般てんかんに使用すると悪化する可能性があり注意が必要です。気分調整剤・三叉神経痛の薬としても使用され、精神症状の改善にも役立ちます。
フェノバルビタール
けいれん発作に効果があります。注射剤として重積状態時に使用されたり、坐薬として使用されたりと多用されます。
ゾニザミド
部分発作・全般発作の治療に用いられます。
併用している抗てんかん薬の血中濃度に及ぼす影響が限りなく少ないため、飲み合わせが良く重宝されています。
バルプロ酸ナトリウム
全般発作の第一選択薬として広く使用されています。この他、気分障害や偏頭痛の改善・解消に役立つため、さまざまなケース・症状の治療に用いられています。他の薬剤による胃腸系の副作用を減少させるためにも服用されます。

てんかん治療薬を服用する際の注意点

てんかん治療薬を飲むときの注意点として、先述の通り薬の種類によってそれぞれ働きが細かく異なること、さらに脳の分野に働きかけていることが挙げられます。
発作の種類によって服用するものが異なるのはもちろん、必要な量や適切なタイミングは個人によって大きく異なります。
たとえ同じような病状の人が2人いて、同じ薬剤を処方されていても個人が持つ疾患や体質(アレルギー反応や耐性など)によって服用方法は全く違うからです。

次に、一般的な症状とは異なり長期にわたって服用することが多いため、副作用が多い点も注意点のひとつです。
副作用を避けるために少量から始めて徐々に服用する量を増やしたり、血中濃度を測定しながら服用していくのが一般的です。
そのため、主治医による正しい処方箋の選定や服用方法・タイミングの指示が必要不可欠となります。
くれぐれも、勝手な判断で飲んだり服用をやめたり、症状が似ているからといって他人のものを飲んだりしないようにしましょう。

そして、飲み合わせにも十分気をつけなければいけないことも注意点として挙げられます。
他の疾患もあり別の薬剤を何種類か飲んでいる場合、それぞれの効果が体内で影響しあって成分の吸収や代謝に影響が及ぶ可能性が高いです。
これを薬物相互作用と呼びますが、これによって効果が弱まったり強くなりすぎて弊害が出たり副作用を発症する恐れがあります。

抗てんかん薬以外にも何か服用しているという方は、必ず診察時に主治医に相談するようにしましょう。
この他にセイヨウオトギリソウなど、一部の健康食品にも抗てんかん薬の作用に影響するケースもあります。
何より、服用していて違和感を覚えたりめまいやふらつき・吐き気を感じたらすぐに主治医に連絡するようにしてください。

てんかん治療に必要な知識

笑っている子ども

てんかんの治療は発作のコントロールがメインになります。
小児の場合は脳の成長段階で原因となる部分がなくなり、改善されることがあります。
成人はそれがないため完治することは難しいと言えます。ただし、発作が起きない限り社会生活に支障が出ることはありません。
そのため、最大の治療方法は正しい知識をつけると言うことです。

てんかんは脳の電気信号が過剰となった時に発作として現れることがあります。
どうして電気信号が乱れるのかは8割が偶発的で、2割が誘引されて発生します。そのため2割はコントロールすることができます。
脳が過剰に反応するような要因を排除することで減らすことができます。

また、発作はどの部分で発生しているかと言うことでその症状は変わってきます。
そして意識がある場合とない場合のどちらも起こるおそれがあります。全般的な発作、大発作と言われるもので全身でけいれんが起こるなどの重篤な状態に陥ります。
発作が長時間になると後遺症の恐れがあるので注意が必要です。そのため正しい対処方法を知識として覚えておく必要があります。

日常生活でもいくつかの注意が必要です。
規則正しい生活をして、精神的な乱れが起きないように注意することや刺激が強いものを避けるなど発作を抑制することはもちろんですが、発作が起きた時に被害を拡大させないためにも気にしておかなければならないことがあります。
例えば水に関することです。
発作時は自由に動くことができなくなります、発作で命を落とすことはありませんが、溺れることで死に至ることも考えられます。
そのため、マリンスポーツなどは避けた方がいいでしょう。

また、高所も避けるべきと言えます。
歩くときも車道に近いところやホームの端を歩かないようにすることも必要になります。そして最も重要なのは状況を理解している人と一緒にいると言うことです。
1人でいること自体が危険ということです。てんかんであることを知っている人を増やすことで安心できる場所が増えます。

てんかんを恥ずかしいと思わず身近な人に伝えるべき

てんかんであることを隠している人がいますが、できればしっかりと伝えてサポートをしてもらう方が安心です。
恥ずかしいと言う理由だけで踏ん切りがつかないまま過ごしていると発作が起きた時に周囲の人は驚くばかりで何もしてもらうことができません。
その後の接し方も以前とは変わってしまう恐れがあります。
そのため、恥ずかしいと言う概念を捨てて、協力をお願いすることでお互いに安心して生活をおくることができます。

てんかんは発作をコントロールできている状態であれば、日常生活に支障はありません。
大人の場合、脳の成長が止まっているためそれ以上変化することはなく完治することは難しい状況です。
しばらく発作がないからと言ってもう起きないとは言い切れません。
常にいつ起きるかわからないと言うのが続きます。

でもそれはコントロールできていれば、かなり低い確率になります。
周囲の人に伝える時にはそのまま全てを話しましょう。
必要な情報を全て伝えてからでないと間違ったイメージを持たれてしまいます。

発作はコントロールできている、もしもの時には慌てずに対応してほしいと言う正直な気持ちを説明し、しなければならないことを伝えて置くことでリスクを回避することができます。
また、発作が起きることを想定して、危険となるような作業を避けることや誘発されそうな要因を除去することなどリスクを減らす取り組みもできるはずです。
隠していても発作が起きればわかってしまいます。
隠しておくことで精神的な負担が大きくなり余計に発作を誘引する危険もあります。
一生付き合っていく自分の特徴として考えることが必要です。
そのためには正直に話すことが最良の選択肢と言えます。